« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

洒落紋を楽しむ

家紋の付いた着物でなければ絶対ダメという場がこれまでなかったのと、多分この先もないだろう、ということで紋付は持っていません。

家紋はなまじ入れると着る範囲が限定されますし。

昨年、馴染みの呉服屋さんから洒落紋(花紋)の提案をいただきました。

着物は熨斗目の紬です。

紋入れの手順は、

図案を決める→下絵を描く→配色・大きさを決める→刺繍糸を選ぶ→刺繍

まずは図案から。

花紋なので何をどうデザインしてもよいわけで、そうなるとかえって悩みは深く…

色無地に花をデザインした紋をあしらったものをよく見かけますね。

花や植物で、あまり季節性の強いものだとそれ以外の時季に着にくくなる…

着物の雰囲気からして正統古典調はどんなものか…

かといってあまり遊びが過ぎても…

懲りすぎ、色数多すぎは料金アップの元…

日本の文様辞典や篆刻の図案集にはじまり、外国で買い集めたポストカード、雨傘、薬箱にしている缶カラ、気がつけば日常使っているものに紋になりそうなものを探し求める日々…

Cai_0978_2

↑パリで見つけたポストカード

漫然と探していても拡散するばかり、こういうときは基本に戻って整理します。

☆季節性のないもの

☆ややモダン寄りの図柄

☆シンプルが信条

☆好きなものがいちばん

これらの条件をクリアした「ネコとワイングラス」に決まりcatwineheart04

ネコは「後ろ向き」の条件で下絵をお願いしました。

出来上がってきた下絵に修正を加えます。

Nekowine01g_2

↑ねこのお腹を気持ちスリムに、ワイングラスを丸めに修正したもの

グラスは細長のほうが「らしい」のですが、それだとボルドータイプ。ここはあくまで好きなブルゴーニュにこだわることに!

次は配色と大きさです。

ここでもまた悩みました。

せっかくの紋入れですが、あまり色(特に赤)をいれたくない…(う~む、素直な性格ではない)

淡いグレイベースにグレイッシュなブルーと茶の熨斗目、そのなかに溶け込むように、あるけれどないみたいで、ないみたいであるような…(ますますひねくれてる~)

信条のシンプルも加勢して同系色の単色、小さめに決定。

Nekowine02

色糸選びは安心してお任せして、いよいよ刺繍に入ります。

仕上げの前にも最終チェックの写真が送られてきます。グラスの丸みをもうちょっとと微調整。

Nekowine03bCai_1189

そして完成です!!

呉服屋さんいわく「目立たないようで、でも確実に主張している」、ツボの紋に大満足の私(o^-^o)

春や秋の羽織物に季節らしい植物の紋なんて?次から次へと妄想が湧き起こる…

ま、妄想。お金かかりませんし、自由ですから。

だけどちょっと危ない世界ですよ、この洒落紋は!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今週のワイン

今週のワインwine

ドメーヌ・ニコラ・ロシニョール アロックス・コルトン 2009年

(DOMAINE NICOLLAS ROSSIGNOL ALOXE-CORTON 2009)

Cai_1473_2

Cai_1474_2

まったり、こっくりのワイン

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今週のワインーお土産篇wine

友人がフランスの蔵を訪れ、試飲して選んでくれたものです!

ドメーヌ・ジャン・ピエール・セーヴ  プイィ・フュッセ アンチルド 2012年

(DOMAINE JEAN-PIERRE SEVE POUILLY-FUISSE ANTHILDE 2012)

Cai_1475_3

Cai_1476

ブルゴーニュでもリヨン寄り、マコン地区の白ワインです。

大昔に聞いたラジオフランス語講座で日本から留学した主人公がお使いを頼まれ、スフレ・オ・フロマージュに合うワインを買う場面がありました。

店の主人が薦めたのがプイィ・フュッセ。

もう2~3年寝かせて、ぜひチーズのスフレと合わせてみることにし~ようっと♪

白なら私はロアールからこのマコン地区のものが実はいちばん好き(*^-^)heart

ありがとうございました!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヴァロットン展

仕事場のフロアーが週末をはさんで引越しする。

20年以上の勤務になるけどこれで何度目の移動だろう。

何事も直前にならないと決まらないのが伝統で、梱包しようにもダンボールが届かないから手をつけられない。

そして直前になってドタバタ、これもいつものことだ。

おかげでそれなりに手際がよくなったか予定より早く梱包作業完了。

金曜日の夜だから美術館は20時までだ。

間に合う!こういうとき都会時間はありがたい(といっても、パリなら22時か23時まで開いてるけどなあ)。

以前から気になっている美術展がひとつ。

冷たい炎の画家・・・う~ん、好奇心がかきたてられるフレーズ。

行って来ました!

現在丸の内の三菱一号館美術館で開催中のヴァロットン展

Cai_1473_2

Cai_1474_2

写実なのにどこか現実離れしてる。

ペッタリと平坦に塗られているのに妙にふわふわした浮遊感がある。

なんだろう…

矛盾、ずれ、多用される後姿

このひとはきっと際にいるひとなのだろう。しかも両極の。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

9月の帯

近頃の9月は夏、それも残暑どころか盛夏!が通説になったかに思いましたが・・・

関東地方では突如8月終わりから涼しいのを通り越して寒い!

夏の続きバージョンを予定していた「9月の帯」もすっかり肩透かしをくってしまいました。

そう、「極端」も最近の傾向のひとつでしたね。

ならば何事にも柔軟に、臨機応変に!

【9月初め、まだまだ暑い日は】

いくら月が変わっても気温・湿度が高く、暑いと感じれば着物も帯も夏続行。

ただし、そこは秋の始まり、あまり鮮やかだったり、爽やか過ぎる組み合わせは避けたほうがよいでしょう。

Cai_1476

モノトーンで大きな格子を織った夏帯

ブラック&ホワイトの利点は季節や着物の色を選ばないことです。夏の始まりなら爽やか色の着物と。

着物は8月にはちょっと沈むかなと思える松煙染小紋の浴衣。やや厚手です。

暑い/涼しいの微妙な時期には落ち着いた色の浴衣や綿麻着物が案外重宝します。

Cai_1478

帯も着物もバリバリの夏物ですが、シックな色合いにまとめれば秋めいた装いに。

【今日は肌寒いと思ったら】

さすがに夏帯では寒々しい、そんなときはこちらで。

Cai_1481

モノはなんだかわからない(紬?)けど夏に締めていた、と母からもらった帯

黒地に入ったエスニックな柄の香色と臙脂で温かみが加わります。

目も粗すぎず、つまり過ぎずで単衣にちょうど。

Cai_1484

なんだかわからない代物の母の帯もつなぎの季節にはけっこう役立ちます。

(着物を広げるとなぜか必ずタンゴcatがやって来る・・・)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »