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藤山千春さん

先週末、大井町きゅりあんで開催の「伝統の技と味 しながわ展」へ出かけました。

東海道の宿場町だった品川には今も多くの伝統工芸が受け継がれています。

品川職人組のメンバーとして参加している帯職人の溝口さんに母の羽織を帯に変える相談に伺います。

ブースへ直行したところあいにく留守、お昼に出てしまったかしらと思っていると隣で何やら始まる様子です。

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わっ、藤山千春さん!!

そう、吉野間道の織手としては現代最高峰といわれる藤山さんも職人組のメンバーなのです。

ミニレクチャーが始まるところにちょうど行き合わせたようでこれはラッキー♪と着席。

くらくらしてきそうなほど根気のいる手間と準備、苦労のほうが多い仕事を50年も続けてこられたのはただ美しいものを創り出したいという一念から。

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まず糸を染めるところから。糸はすべて自然の草木染めです。

興味深かったのはこれまでの作品の中で最高に美しいと思えたものはの質問に、たまたま糸の掛け方を間違えたり、同じ色糸が足りなくなって他を代用したとき、思いもかけない美しいものが生まれたと仰っていたことです。

それは私が計算し尽くして作ったものではない、偶然によって与えられたもの、とも。

そんな出会いがまたしたくて織る…

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機織りの実演

藤山さんの間道は美しいだけでなく、どこか凛とした意志のようなものがあると思っていたけれど、なるほど、こういう藤山さんだから織れるんですね。

ちなみにこの日お召しになっていたのは自作の淡い茜の地に段を織り込んだ着物と茶色の吉野間道の帯でした。

それにしても品川~西大井界隈にこんなにたくさんの職人さんが。

面白かったのは、藤山さんがわからない仕立てのことは「じゃ、ちょっとそこへ行って聞いてみましょう」と溝口さんのところへ、今度は仕立て前に洗ったほうがよいかどうか溝口さんが「ちょっとあちらに聞いてみましょう」

なんだかまるで長屋みたい(笑)この会場を一回りすればすべて用は足りそうです。

昔は町のあちこちにこんなエリアがあったんでしょうねえ。

何に出演するのかな?

会場にいた小さいながらも凛々しい袴姿のお二人。

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