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秋色を楽しむ

昔パリの靴屋さんで知人の買い物に付き合ったとき、彼女の選んだブーツが茶のような、そうでないような不思議な色をしていたので、お店の人に何色か尋ねたところ「マロングラッセ色です」。な~るほど。

日本の伝統色にも栗色、栗皮色などがありますが、マロングラッセとはいかにもフランス的で面白いなあと思いました。

Brun

ひとくちに茶といってもほんとうに様々で、とりわけ和の色は「四十八茶百鼠」の世界、色合いもトーンも微細な段階に分かれていて実に微妙です。

また、四季がはっきりしているためか、中にはある季節と結びつく色もあるように思います。

Aki

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たとえば黄色、ほんのりクリームなら春、こっくりした色なら黄菊から秋を連想します。

また黄緑も春には明るく透明感のある鶸色、深みと黒みのある草色なら秋の色です。

私は秋生まれのせいか、基本的には秋の色の方がしっくりくるような気がします。

だから一年のうちで最も着物合わせが楽しいのも秋なのかもしれません。

10月のコーディネートの続編、今度は小物で秋色コーディネートをしてみました。 

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実りの秋にはやはり深く熟した色がイメージとして浮かびます。

ちなみに今回使用した小物に付いていた色名は次のようなもの:

臙脂色/羊羹色/黒紅柿/葡萄色(えびいろ)

草色/宗伝唐茶/生壁色/香色

名前を聞くだけで私などもうワクワクしてしまうのですが♪

さて、それでは濃色と薄色の着物、帯は染と織の2種類で秋色の帯廻りを楽しんでみることにしましょう。

◆染帯◆

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◆織帯◆

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染帯はそれだけでも十分秋の雰囲気なので、あとは着物の色との調和を考えればよいでしょう。

また、ブルー系の織帯は藤の花や笹など色々な柄が織られています。

今回は秋なので前帯に菊を出しましたが、藤に変えて帯揚げ一本替えればすぐさま春姿に変身できそうですね。

そのほかも小物のトーン(明るさや鮮やかさ)を変えるだけで季節感ががらりと変わってきます。

そんな小物マジックも着物の面白みのひとつ。

いずれにせよ、着物や帯の色数が多くなければ臙脂や金茶など定番の色は問題なく載るはずです。

また多色使いならその中から秋らしい色を見つけてそれに合わるとよいかもしれません。

季節をイメージしながら、まずはお手持ちの小物でいろいろ試してみて下さい♪

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