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2010年9月

雨か晴れか、暑いのか寒いのか?

明日着物で出かけるというとき、雨が降るのか降らないのか、あるいは季節の変わり目で暑いのか寒いのか、どうにも予測がつかない時ってほんとうに困ります。

困るけどあるんですよ、こういうことが。

あさくさ和装塾が開かれた先週の土曜日はまさにそんな日でした。

台風の影響で当日朝まで雨が降り、昨日までは真夏か?!という暑さだったのに単衣どころか、羽織を出そうか、いっそ袷でもなんて真剣に考えるくらい寒いんですから。

当日の朝になってバタバタしたくない…

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前の晩に雨コートと雨草履、お天気が怪しかったり途中で降られた場合を考えてもう一足、糸春雨の塗り下駄をスタンバイさせました。

着物は単衣を2種類、夏から着られる薄手のものとあまり透けない塩沢御召を用意。

蓋を開けてみれば涼しいどころか肌寒い、迷うことなく塩沢を選択です。

この日は博多の細帯を合わせました。

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この帯は上横にインパクトのある縞柄が通っているため帯締めをするとかえって変…で、帯揚げだけ。

後ろ姿はこんな風になってます。

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これで寒ければ非常手段で雨コートを防寒に着てしまえばよいかと考えながら着つけているまにまにお天気は回復↑

(だったら最初からそういってくれればよいのに、もう。ブツブツ…)

まあ結果オーライ、一転軽やかな帯付で無事出かけることになりました。

その翌日の外出には着物まで一緒、帯を換えて気分を変えてみることに。

今度は帯揚げなしの帯締めだけです。

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その日のお天気ばかりは神のみぞ知る、とはいえ着物のときは悩ましいものです。

ある程度回数を着るようになったら、やはり雨コート(ポリエステルでOK)と雨草履を揃えておくことが最善の策だと思います。

急な冷え込みなどには洋服兼用のショールを1枚、いつも出しておくと助かります。

備えをしたらあとは思い切りよく出かける!

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所作講座(4)

所作講座第4回目、今回で入門編も修了です。

その最終回は訪問のマナーその2。

前回は玄関でのご挨拶から部屋の中へ入るまでをお稽古しました。

今回はその続き、部屋に入ってから退出するまでの一連の動作です。

こうして文章にすると「そんなこと、わざわざすること?」のようにも思えますが、実際に意識してやってみると、えっ?あれっ?うっそ~などなど、NG続出。

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手土産の受け渡し、座布団の座り方、茶菓の出し方、挨拶やお礼のタイミング、

普段はあまり気にかけず、というかマナーという意識を殆ど持たずにしていることにあらためて気づきます。

本来は洋服でも着物でも同じはずですが、現代のように洋服と椅子の生活ではあまり必要を感じないからかもしれません。

せっかく着物を着るのですからここはマナー本来の意味を知り、優雅な立ち居振る舞いを身につければ一挙両得というもの。

入門編の最後は前回に続き舞踊の要素を取り入れた所作舞です。

単に動くのではなく、一つ一つの動作の意味やつながりを理解して気持ちを込める。

そうすれば自ずと動きに動と静のめりはりや流れが生まれる…のはず(笑)

いやあ何事も一朝一夕には成りません。日々実践あるのみ!

普通、自然がいちばん難しい…あらためて知る今回の所作講座でした。

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あさくさ和装塾(第5回)

9月最後の土曜日、第5回あさくさ和装塾が開かれました。

前々日からの台風の影響による雨の心配やら暑いのか涼しいのか、直前までやきもきさせられましたがお昼前には抜けるような青空に。

爽やかな風が吹き抜けて、外歩きには素晴らしく気持ちのよいお天気になりました。

今回は浅草公会堂に会場を変えての開催です。

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まずは恒例、塾長の辻屋店主による履物講座から。

今日は鼻緒についてのお話をうかがいます。

この細~い鼻緒にもいろいろな工程がぎっしりと詰まっていました!

鼻緒の素材、種類、坪の付け方、何人もの職人さんの手を経て1本の鼻緒が出来上がります。

個人的な好みでいうと私は草履より下駄が好きで、大概の着物なら舟形など桐草履ですませてしまいます。

軽くて歩き易いこともありますが、台と鼻緒と坪、素材、色柄と組み合わせが実にバラエティーに富んでいて楽しいからだと思います。

45cm程度の端切れがあればオリジナルの鼻緒が作れるそうです。

着物の残り布で今度作ってもらおう!

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次はこの日のメインゲスト、「創作新日本舞踊 旨山流」家元、胡蝶さんの登場です。

渋い着物にアンティークの帯を素敵に着こなした胡蝶さん、どうしてそんなに綺麗なの…しばし見とれる。

艶っぽさを放ちつつ、きっぱりあっけらかんとした飾らない話口調にどんどん惹きこまれます。

舞踊家であると同時にアンティーク着物のコレクターでもあり、今回はその特徴や活用法をうかがいました。

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これは集めた古布をご自分でパッチワークして作った帯!

スリーパーツにした丸帯の作り帯、着物に直接縫い付けるうそつきなど、眼からウロコの実践に役立つお話の数々にあっという間に時間が過ぎてしまいました。 

胡蝶さんインタヴュー

お散歩のあとはやっぱり浅草の「旨いもの」。今回はどじょう鍋の飯田屋さんです。

敬遠気味だった人も思いのほかあっさりした味にどじょう開眼!

久しぶりの爽やかなお天気に楽しいお話と旨いものを満喫した一日でした♪

おまけ:

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商店街のあちこちの屋根にお人形さん発見。

胡蝶さんのお店は鼠小僧でした。

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参加した方からこんなお写真をいただきました。

ありがとうございます!

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ミントのその後

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ミントが家に来てから2週間たちました。

相変わらずよく食べるなあ。

(空になったお皿を恨めしそうに覗き込むの、やめてほしいんだけど…)

まだ風邪が治っていないのでひとりで過ごす毎日です。

でも遊ぶ元気も出てきたし、もうちょっとだね。

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一方姉のミエル、ベランダから網戸越しに対面したものの無視されました。

エアコンの室外機下にもぐってすねてるとこ。

フェンスの間からさす日差しで尻尾がシマシマだ!

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所作講座(3)

諸々の毎日、ブログアップがすっかり遅くなってしまいました。

所作講座の第3回です。

まず風呂敷の使い方から。御遣い物を包む設定です。

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菓子折りも風呂敷で包まれるとなかなか優雅ですねえ。

持っている人もランクアップ?!

つづいて他家を訪問、玄関先の挨拶から部屋に通される設定です。

草履を脱ぐ、向きを変えて履物を揃える、

ガサツであってはいけません。

あくまでスマートに優雅に。

これが思いのほか難しいのです。

立ち姿はまっすく、しゃがむ時も脚だけ折って上体はまっすぐに、利き手・利き足を頭に入れて最短で動く、etc.

考えたら動けなくなりそうです(笑)。

ポイントはよい姿勢と無駄な動きをしないこと。

流れるような動きの裏には実は計算と合理性がありました!

でもそれを感じさせないから「自然」で「美しく」見える、う~ん、難しい。

最後は雅楽に合わせ、舞踊の所作を取り入れた一連の動きで本日のお稽古終了です。

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新人紹介

突然ですが、ひとり増えました。

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先週末、家人ジョギング中に今にも行き倒れそうなのと遭遇。

3キロはあっていいはずの体重がたったの1.3キロでもうガリガリ。

目ヤニ、毛抜け、声出ない、よろよろふらふらとそれは悲惨な姿でした。

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体力回復に向けて今ガンガン食べてます。

よっし、ガンバロー!

辛口、クールな顔立ちに名前は「ミント」。

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夏の名残り―9月のきもの

夏のイベントも終わって世の中がだいぶ静まってきました。

秋…とはいえ、今どきの9月は「まだ夏」感覚です。

本来ならば単衣、呉服屋さんのショーウインドウやウエッブサイトなら単衣も過ぎて袷のコーディネートが紹介されているはずです。

4~5月には浴衣、8月なら秋からの単衣や袷の着物、商品ですから先へ先への展開は当然、仕立てる時間も要りますしね。

「きものの小径」のこのシリーズを続けてお読みいただいている方なら既にお気づきかと思いますが、当サイトは商品を販売しているわけではないのであくまで時価相場、「今」着る着物の提案をしています。

残暑の厳しい9月は、おおまかに言ってしまうなら前半=夏のつづき、後半=そろそろ単衣が気になる、が現実的なところかと思います。

前半なら素材は夏物、ただし透け感のあまり強いものは避ける、くらいでちょうどよい塩梅です。

麻、綿麻、薄手の木綿あたりが頃合いでしょうか。

ただし素材は夏物でも夏そのままの格好ではなく、

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☆秋草や桔梗、女郎花、竜胆など秋の柄を取り入れる、

☆どこかに茶や臙脂など秋色を取り入れる、

などの工夫を。また、

☆竹やガラスの夏素材の籠や帯留・根付を普通のものに変える、など。

ほんのちょっとのことですが、これだけでも季節感は変えられます。

後半に入って気温や湿度が下がればもちろん単衣に登場してもらいましょう。

前半と同じく、柄や色目の工夫などで秋を演出するとよいと思いますが、あまり意識しすぎて重苦しくならないよう。

9月の日射しは思いのほか強いので日中のお出かけなら白っぽい色の着物などがよく映えます。

暑さを引きずるこの時期は全体的にはすっきり、さっぱりが見た目にも軽やかです。

「暑さ寒さも彼岸まで」も最近では通用しなくなりました。

気候が変わってしまったんですから仕方ありません。

ルールは二の次、気持ちよく着ることを優先してしまいましょう。

とはいえ、やはりそこは着物。

古の王朝人から伝わる日本人の季節に対する美意識は現代においてもぜひ受け継ぎたいものです。

9月は単衣、10月からは袷のルールには従わなくても、暑くても夏ではない9月、いよいよ秋めく10月、そんな微妙な季節感。

着物姿に傍の人がふと季節を感じる、そんな装いが出来るようになったら素敵ですね!

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本来は浴衣ですが厚手なのでむしろ今くらいの時期に

落ち着いた灰緑もちょうどよい雰囲気です

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同じ木綿でも厚手の会津木綿は9月後半から。こちらは3シーズン可

黄土、栗色の半幅帯で秋めいて

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ボルドー色の綿紬の帯に替えてみました

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きちんとしたお出かけなら白地に縞が端正なお召など

全体もすっきりとまとめて

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さて、この時期は夏物のお手入れと同時に秋へ向かう着物の準備に取りかかります。

まだしばらく暑い日が続きそうですが、あれこれと想いを巡らしながら今月もどうぞ楽しいひと時をお過ごしください♪

おまけの「ねこちりめん」:

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2番目に使った帯は弁慶格子とリバーシブルになった縮緬の半幅帯、通称「ねこちりめん」。

その小紋柄をよ~く見ると、

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色の反転で猫が上下の柄になっています!

だまし絵好きの私のお気に入りの一本♪

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9月

9月です。

え~っっ?!

なにしろ暑い。朝も夜も夏のまんま。

猛暑つづきもあるけど、それより月が変わって「8月はいったいなんだったんだろう」とあらためて。

友達といった方が近かった叔母が8月の初めに突然倒れ、1週間後に他界した。

病院へ毎日通った。医療技術で生きているのはわかっていたけど、だからお見舞いじゃなく、ただ最期まで見づつけたというほうが正しい。

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その時々の場面とか、何年ぶりかで会った従弟との会話は妙によく覚えている。

それなのに8月がずっと昔のように思える。

この奇妙な時間感覚は何なんだろう。

この春先から何故か廻りで病院とのご縁がいろいろ。

そんなこという自分だって健診に引っかかって検査三昧、まあ仕方ない、そろそろメンテやオーバーホールが必要な年齢だものね。

ほんとうに今年ももう9月なんだわ。

このブログ、夏はほとんど猫ばっかりじゃない?!

さあて、また始めなきゃ。暑いからポチポチっとゆきますわ。

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コピーとオリジナル

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アイロン転写の猫Tシャツとそのモデル。

ちなみに制作は家人。よくやるワ。

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